生きてく、てくてく

世界中のすべての人が、その人らしくあるために。辛くて苦しくて、笑顔が思い出せない時、あなたの心がちょっと軽くなるヒントなりますように。

今日も明日も上機嫌。モタさんの“言葉”

 

元気チャージ度:★★★☆☆

なんとなく気分が晴れなくて、大学の相談室に向かった。

相談室の横には本がたくさん置いてあって椅子が二つ置いてあり、ちょっとした休憩スペースにもなっている。
大学の中で「一人になれる場所」って意外となくて、一人になりたいときは、ドアを閉めちゃえば周りの音も遮断されて一人の世界に浸れるそのちょっとした休憩スペースによく足を運ぶ。ドアを閉めて六畳くらいの静かな部屋の中で一息つく。

うまく言葉にならないもやもやでしんどくなっていたとき、目の前の本棚に、その本はあった。そう、それが『今日も明日も上機嫌。モタさんの“言葉”』だった。

 

ちょっと横長でぺらっとした感じの、珍しい形の本。
表紙のやさしい絵に惹かれて、手にとって数ページめくると、なんともいえない穏やかな、やさしくてほっこりするかわいらしい絵と共に、「モタさん」の深いふかい言葉が目に飛び込んでくる。

そのふんわりした絵を背景に、モタさんの言葉がエッセンスとして二、三行書かれているのでとっても読みやすく、モタさんの言葉にもっともっと浸りたくて、その優しい絵をずっと見ていたくて、夢中になってページをめくった。

最後の言葉、(これはちょっとネタバレになってしまうけど。)


     

「君のおじいさんは、

 多くの人が大成功とは

 呼ばないような目標を達成することで、

 幸福な生涯を送った。     

                   ウォード」

 


という言葉を読んで、涙が溢れた。

読み終わって、それまで私の胸の中に潜んでいたモヤモヤの影が薄くなったように感じた。

ふと背表紙を見ると、絵を描かれている松本春野さんの祖母はいわさきちひろさんと書かれている。それを知って、松本春野さんがまさにいわさきちひろさんの絵を彷彿とさせるやさしい絵を描く理由が少しわかった気がした。

 

個人的にいわさきちひろさんの絵が好きな事もあって(今度美術館にも行ってみたいと思っている。) 「これはもう買うしかない。」と決意した私は、今、家の本棚に「モタさんの“言葉”」シリーズを飾っている。

 

 

 

 『今日も明日も上機嫌。モタさんの“言葉”』